さて!いきなり本題ですが『第42回洗心書道学童部全国展』の審査会が7月23日(日)に行われましたので、その様子をほんの少しご紹介いたします。
ご出品いただきました作品は毛筆500作品、硬筆449作品でした。
本当に沢山の作品をご出品いただきましてありがとうございました。
どの作品も子供たちが一生懸命揮毫した作品ばかりで、私自身も一作品一作品丁寧に審査させていただきました。


私も指導者として子供たちと接している分、お会いしたことのない他の教室の子供たちの作品を見ると作品を通じで子供たちの様子が見えてきました。
学校が終わった後、または休みの日に一生懸命お手本の通りになるように筆を走らせ、一喜一憂の中書き上げた作品。
上手下手を超えたものがそこにはあると思います。
私自身も教室に通い、同じ経験をしてきました。
努力を重ねている分目に見えるように上達すればいいのですが、なかなかそうもいきません。
これは特定の生徒に言えることではなく、多くの生徒に言えることだと思います。
しかし、分かっていても指導には熱が入るもので、それが時に子供たちにとって良いものでなかったかもしれないと思うこともしばしばです。
私もそうでしたが振り返ってみると少しは良くなったかなと思うことが多かったです。
昔、良くできた!っと思って作品を写真に撮りましたが、一年後にその写真を見ると「何でわざわざ写真撮ったんだ。。。」っと思いました。
そう思ってから自身の作品を写真によく撮るようにしました。
もちろんそれはよく出来たからではなく1年後に今の自分は1年前に比べて少しは良くなったっと思えるようにです。
(もちろんそう勉強不足で思えない年もありますが・・・笑)
一歩でも半歩でも前に進めれば日々やってきたことが報われたような気がします。
これは書道だけに言えることではなく努力が必要とされる物事であれば全てに言えると思います。
これから子供たちも色々な局面で努力が必要になってくると思います。
そんな時、今の経験が活きてくると思います。
『今は目に見える結果は出ていないが、今やっていることは将来の結果に必ず繋がる。』
成功体験を多く重ねていくと、更なる飛躍を目指して努力出来る人になれると思います。
その一歩が書道であっていいと思います。
『継続は力なり』
無理せず一日一歩。 継続すれば着実に前に進めると信じています。
今後とも指導者としてしっかり子供たちの力になれるよう努力しようと思います。